こういう事だったのか……

昨日から溜息…

想えば 涙が溢れだす…

 

2008年

彼がわたしに宿った時

わたしたち夫婦は 瀬戸際だった

子はかすがい…

家族を繋ぐために

ワタシタチノモトニ

彼は来てくれたんだと思う

彼が居たから

夫が倒れても踏ん張れた

踏ん張らないと

お腹の中の彼の命にも関わるから…

2013年 夫が他界した後も

子どもたちが居たから

この数年間を乗り越えることができた

小さな彼が居たから

夫は彼と共に成長することで

日常を取り戻すことができた

彼が夫に父としての役割を与えてくれた

 

ちょっと前に

彼は自分の時間を使って

わたしたちと居てくれてるんだと思ったと

書いたことが有ったけど

本当にそうだった…

 

子どもは大人から見ると

なんと

か細い存在かと思ってしまうこともあるけれど…

実はその存在は生まれたときから

命に溢れ

居るだけで尊い

シンプルで

研ぎ澄まされた存在

無垢

 

そんな彼が この冬

長女の通っていた小学校へ

体験に行くことになった…

昨日学校から 

その受け入れ書が届き

それを見た彼は

" やったーー"と

嬉しそうに声を上げた

体験後…

彼が本当にその学校に通いたいと言えば

わたしは力を尽くして彼をサポートする

…ということは

彼が家から居なくなる

 

ここから

彼の未知が拓けていくのだと思うと

泣いてなんか居られないけど…

ダメダメ母さんは

哀しくて

寂しくて

涙が止まらない

でも彼の未知を遮るわけにはいかないから

今度はわたしが頑張らなきゃなぁーと

思いながら

彼の存在を思い知る……f:id:son50ohana2016:20191210221429j:image