母娘二人旅

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優希が高校卒業する

我家のルールで…

高校以上は自分の力で学びを深める

という事で

一旦、わたしの手を離れ…

色々な意味・自活をしてもらう。

学びたければ進学すればいい

その方法も様々…

彼女は高校を卒業し

進学の準備のためにアルバイトをし

資金をつくるという。

その間に  想いが変わるのも構わない

沢山失敗して

沢山の人に出逢って

自分の可能性を信じて

彼女の人生なのだから

今まで生きる力を養ってきた18年間

ここからは思う存分 その力を発揮してほしい

 

今回 節目という事で彼女を旅行にと誘った。

理由は我家流(笑)

わたしが妊娠4ヶ月・優心は2歳

彼女が4年生の時…

自宅で算数の繰り上がりの計算を

夫が見ている最中に

"痛い"と一言発した後に

彼女の目の前で倒れた。

くも膜下出血

手術が出来る場所で無かった為に

治療が出来る状態になるまでの治療的昏睡状態

その後、当初予定していた治療を施すことなく

危険な状態に陥り…

選択を迫られ、違う治療法を実施

水頭症も併発し諸々の治療を施し

1ヶ月で急性期を脱し

リハビリ専門病院へ転院

3ヶ月のリハビリを経て退院

9月には 念願の長男・優蒔を

自宅で家族みんなで見守る中、迎えることが出来た

翌年の春からは社会復帰。

だけど、治療のために脳梗塞を起こしたが故に

右半身の軽い麻痺が残り

高次脳機能障害も有って

倒れる前の夫とは変わってしまった

 

それから暫くして…

2013年2月

わたしが不在の中 

彼は自宅で倒れ、なんの前触れもなく

この世を旅立った。

病名はマロリーワイス症候群…失血死だった。

第一発見者は優希

 

この時、彼女は山梨の学校の小学6年生

彼女が希望して編入した大好きな学校

中学の進学も控えていた中

彼女が彼女らしく

何も背負うことなく

純粋に中学生活を過ごしてほしい

きっとあの学校なら

そっと彼女のことを見守り・支えてくれる

仲間や大人たちが居ると信じて

家に戻すことなく…進学させた。

その想いは実を結び

彼女は伸びやかに中学生活を送り

またもや

予想もしなかった高校へ進学し

自宅から2時間かけ通学すること

3年を経て

この3月に卒業をする

 

わたしの中の想い…

3人の子どもの中で

一番   優希に幸せになってもらいたいと

願いがやまない…

小さな子どもに

普通だったら

経験し得ないことを何度もさせてしまったから

 

相変わらずダメダメな優希だけど(笑)

今回の旅行のアテンドは優希

ちゃんとプランニングを立ててきて

旅行の代金を彼女も支払った

ナビゲートも今のところ順調

ダメダメだからこそ

色々なことを考えて

手を打って

あがいてみよう

諦めずに貪欲に欲張ってみよう

人生はとても豊かで

どんなことが有っても

自分次第でどうにでもなる

人を信じて

自分を信じる強さが在れば

必ず道は拓ける

誰も知らない土地だからこそ

あるがままの自分を受け入れ

色々な経験をしてほしいと思って

この旅に誘った

 

ホントは

今、この時に手を離すことが良いことなのか

未だにわたしの中で迷いはあるけれど…

当の本人は

それを受け入れ

彼女なりに歩もうと準備をしている

わたしの決心を固めるためでもある旅

今までもこれからも

一番の応援団長として口は出しつつ

見守ることが出来るかなー(笑)

 

2013.2.から早  丸6年

今、こうして私たち家族が在っているのは

私たち  それぞれに関わってくれている

みんなのおかげ

わたし・優希が

壊れずにいられるのもホントにそう…

綱渡りをしていた

この数年だけど

やっと地に足をつけているような気がする

 

生きてるって凄いね

台湾は

色々な人が色々な形で

それぞれの責任の中

力強く生きているように思える国

路上の真ん中で物乞いをする人

動物も自由に街を行き交い

障害がある人も自由に行き交う

生きることへの力強さを感じさせてくれる国 

 

始まってしまった

私たち親娘の節目の trip

彼女の中に沢山の希望の種が蒔かれますように

大好きなみんなが幸せでありますように❤️